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昨今ブロックチェーンや仮想通貨への関心が高まっています。

その際に"スマートコントラクト"という言葉を聞いた方もいらっしゃるのではないでしょうか?

 

本記事では

「スマートコントラクトとは何か?」

「ブロックチェーンとスマートコントラクトの関係は?」

「スマートコントラクトを生かして何が出来るのか?」

といった疑問に答えたいと思います。

 

さらにスマートコントラクトが持つ可能性を皆さんにお伝えしたいと思います。

スマートコントラクトとは? -言葉の意味と仕組み-

早速スマートコントラクトについて解説します。

最初は"スマートコントラクト"という言葉の意味を2つの観点で紹介します。

#

昨今仮想通貨やビットコインが一般化し

ブロックチェーンスマートコントラクト等のワードを聞く機会が増えたのではないでしょうか?

 

今回は、スマートコントラクトの仕組みにフォーカスしてみようと思います。

ます最初に

 

  ・広義(一般的な)スマートコントラクト

  ・狭義(ブロックチェーンにおける)スマートコントラクト

 

に分けて説明していきます。

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広義のスマートコントラクト -自動で執行される契約のこと-

#

広義の意味でのスマートコントラクトとは

ある条件が満たされた時に自動的に執行される契約(行動)のこと」を指します。

 

  • ”スマートコントラクト”の概念は1997年頃に提唱される

スマートコントラクトの概念はビットコイン誕生前から存在していました。

ビットゴールドの提唱者でもある暗号学者Nick Szabo

1997年頃に提唱したのが始まりです。

 

  • スマートコントラクトの身近な例は自動販売機

上述のNick Szaboがスマートコントラクトの仕組みを取り入れた例として挙げたのは

馴染み深い自動販売機です。

 

自動販売機は

  1. ユーザが必要な金額を投入する
  2. 購入したい商品のボタンを押す

2つの条件が満たされた時「ユーザに商品を提供する」売買契約が実行されます。

 

この”契約”がスマートコントラクトなのです。

#

狭義のスマートコントラクト -プログラム上で価値の交換を行う-

#

ブロックチェーンにおけるスマートコントラクトとは

 

現実世界の価値をプログラム(ブロックチェーンなど)上で表現し

条件を満たした時にその価値がやりとりされること

 

を指します。

 

前述の”広義スマートコントラクト”との違いは

実際に執行された契約が正しいかどうかの検証を

「プログラムが行うか人が行うか」ということです。

 

例えば先ほどの自動販売機では

出てきた商品が自分の欲しかったものがどうかは自分で判断しますよね?

 

その検証する作業すらも

プログラム(≒ブロックチェーン)で行うのが狭義のスマートコントラクトなのです。

スマートコントラクトとブロックチェーンの関係性

#

*ブロックチェーン技術では

システムがスタートした時点から全ての処理内容が記載され続け、誰でもデータを閲覧することが可能な仕組みです。

 

この膨大な処理内容を正しく・安全に記録する為に

  • ネットワーク上に分散して保管
  • データの正当性をネットワーク全体で検証

しています。

 

この際問題となりそうなのが

「検証してもその後にデータを改竄されてしまえば意味がない」

ということです。

 

このデータの改ざんを防ぐ際にスマートコントラクトが一役買うわけです。

 

というのも

 

契約が結ばれた瞬間にデータが送信されるよう自動化し

お互いの同意が無い契約や取引内容をネットワーク上に送信できないようにする

 

ことをスマートコントラクトによって実現しています。

*ブロックチェーンとは?

"ブロック"と呼ばれるデータの集合体をチェーンのように1本に繋ぎ

データに不可逆性を持たせることが出来る仕組みです。

 

より詳しくご覧になりたい方は以下の記事をご参照ください。

 

 

ブロックチェーンとは?概要と仕組み、将来性、課題等について解説!|Coinwall [コインウォール]

ブロックチェーンの仕組みをわかりやすく簡単に徹底図解!!|Coinwall [コインウォール]

ブロックチェーンについて徹底的に知りたい方はこちらの記事をご覧ください!

イーサリアム(Ethereum・ETH)はスマートコントラクトを使った通貨?

スマートコントラクトを使用した通貨として最も有名なのはEthereum(イーサリアム・ETH)です。

 

仮想通貨Ethereum(イーサリアム、ETH)の特徴、買い方、取引所、将来性を解説!|Coinwall [コインウォール]

ETHとは? 1からわかりやすく解説しています!

ETH(イーサリアム)の購入方法は?

気になるETHの購入方法は?こちらの記事で解説しています!

しかし他にもXEMやLISKといった通貨においてもスマートコントラクトは利用されています。

今話題沸騰中の仮想通貨ネム(NEM・XEM)、その特徴・将来性について徹底解説!|Coinwall [コインウォール]

仮想通貨XEMとは? こちらの記事でわかりやすく解説しています!

仮想通貨Lisk(LSK)とは?特徴・将来性・ニュース・今後の価格予想|Coinwall [コインウォール]

仮想通貨LISKとは? こちらの記事でわかりやすく解説しています!

スマートコントラクトの有用性・メリット

続いてスマートコントラクトが持つ有用性・メリットを解説します。

#

取引相手に対する信頼性が必要ない

スマートコントラクトでは、契約が自動執行なので取引相手を気にする必要がありません。

今までお金の貸し借りや商品の購入等の一般的な”契約”には相手への信頼が不可欠でした。

 

それはお金の貸し借りを例にとると

借りた側が契約を守ってくれなかったり虚偽の請求をされたりするリスクがあるからです。

 

スマートコントラクトではこの問題を解決することができると言われています。

仲介手数料が安くなる

上述のように従来誰かと取引をする際には相手への信頼が不可欠でした。

すなわち自分では判断しかねる相手と取引をする際には第三者に仲介してもらい

その信頼性を担保する仕組みになっていました。

 

スマートコントラクトの存在によってその仲介者の必要性がなくなり

仲介手数料がなくなるわけです。

手間がなくなる

従来相手への信頼を醸成する為に、

相手に直接会いに行く・連絡を取るなどの手段が必要でした。

 

スマートコントラクトでは、その手間を省くことができます。

記録の改竄ができなくなる

一度結んだ契約は、セキュアなブロックチェーンにデータとして記録され、誰もが確認可能なので、

  • 改竄ができない
  • 恣意的な契約は結べない

となり、取引の透明性の高さが実現できます。

スマートコントラクトの課題・脆弱性・デメリット

次にスマートコントラクトのデメリットを解説します。

#

契約の変更が難しい

改竄できないというのはデメリットでもあります。

 

契約を結んでからの事情変更による対応が難しいです。

 

契約をプログラムで組むので

バグが発生する可能性があり変更時に対応することができません。

またそのバグが致命的なものだとハッカーからの攻撃対象になり得ます。

 

実際にアタックされた事件として、The DAO事件があります。

スマートコントラクトの仕組みを活かした事例

・データの改ざんが防止できる

・仲介手数料をなくすことが出来る

というメリットを持つスマートコントラクトでどんなことが実現するのか紹介していきたいと思います。

コンテンツ配信の利益自動供与

#

スマートコントラクトは音楽や映像のコンテンツ配信にも応用できます。

 

現在の音楽・映像業界では

コンテンツ制作者

レーベル会社

映画配給会社

コンテンツ配信担当企業

エンドユーザ

という順序でコンテンツは届けられます。

 

コンテンツ制作者とエンドユーザの間にスマートコントラクトを設けて

"ユーザの支払った対価を直接コンテンツ制作者に届ける"という契約執行が実現すれば

仲介業者が必要なくなり適切な評価・利益を得ることが出来ます。

 

音楽業界の”負”に対してブロックチェーンで取り組んでいる例は

  • Musicoin

等が挙げられます。

Musicoinの仕組みや購入方法に関しては以下の記事で詳しく解説しています。

仮想通貨Musicoinとは?特徴、買い方、取引所、チャート、将来性など解説!|Coinwall [コインウォール]

保険の自動支払い

#

自動車保険契約の際に支払い内容をあらかじめスマートコントラクトして記述することで

 

事故発生

発生状況がブロックチェーンに書き込まれる

自動的に保障を執行

 

ということが可能になります。

 

カーシェアリング

#

車を借りたいユーザは

  • 借りたい車の車種
  • 借りたい期間
  • 借りたい地域

車を貸したいユーザは

  • 所有している車
  • 貸しても良い条件

をプログラミングに記録することで自動的にマッチング+決済を完了することが出来ます。

スマートコントラクトの将来性

スマートコントラクトですが将来的にはどのように生かされるのでしょうか?

DApps(分散型アプリケーション)の発達

#

Dappsとは「非中央集権・分散型アプリケーション」のことを指します。

 

Dappsは

  • ブロックチェーンを使用しオープンソースである
  • アプリケーション内で使用される暗号トークンがある
  • ユーザのコンセンサスによってプロトコルが改善されていく

という要件を満たしているものを指します。

 

スマートコントラクトの存在によってDappsが実現し今までは中央管理者や仲介者が存在したサービスもP2Pでの分散型のアプリケーションにすることが出来ます。

 

  • ゲーム
  • 分散型取引所(DEX
  • IT認証
  • ギャンブル市場

等のアプリケーションの作成が期待されています。

 

*Dappsについての詳しい説明や仕組みについては現在執筆中です!

DAO(分散型自動組織)の誕生

DAOとは管理者がいなくても自律的に動き続ける組織のことです。

管理者がいなくてもスマートコントラクトによって自動で経営されます。

 

スマートコントラクトがより精密に機能すると組織が必要無くなり政府が要らなくなるかもしれません。

しかし人間が決まり(契約)を作るには

人間が今後起きうる事態を全て想定してその対応を全て決める必要があります。

人間の認知能力には限界があるため、それは不可能に近いでしょう。

 

つまり

スマートコントラクトによって組織を完全になくすことは出来ないように思えます。

ですが組織内での住み分けは可能で

予測可能性が高い分野はDAOで、低い分野は今まで通りの組織で

といった組織の効率化は可能だと考えています。

 

*DAOについての詳しい説明や仕組みについては現在記事を作成中です!

IoTへの活用

#

IoTとはInternet of Thingsの略です。

最近流行りの”モノのインターネット”ですね。

 

「モノがインターネットにつながっていて自動操作や自動制御が出来る」

という状態を指します。

 

IoTにスマートコントラクトを応用すると

  • ガソリンを入れた分だけ車が自動でお金を払う
  • レンタカーの際に位置情報とスマートフォン等でレンタル・決済が完結

等が可能になると考えられます。

 

実際にブロックチェーンを使用してIoTのプラットフォームを目指している通貨としては

  • IoT chain(ITC・IoTチェーン)
  • Vechain(VEN・ヴィーチェーン)

等があります。

 

それぞれの通貨については、以下の記事で詳しく解説しています。

仮想通貨IOTA(アイオータ)の特徴、チャート、将来性、取引所など徹底解説!|Coinwall [コインウォール]

仮想通貨VeChainとは?特徴、買い方、取引所、チャート、将来性など解説!|Coinwall [コインウォール]

Ethereum以外にスマートコントラクトを実装している仮想通貨は?

一番有名なスマートコントラクトプラットフォームはEthereumです。

一方で他にもスマートコントラクトを使用した仮想通貨は存在します。

 

有名なもので

・Lisk(LSK・リスク)

・Qtum(QTUM・クアンタム)

等があります。

 

Liskはスマートコントラクトを既存のJavascriptで書くことが出来るので

簡単に開発することが出来ます。

 

Qtumはイーサリアムよりも匿名性とプライバシーに優れたプラットフォームです。

仮想通貨Lisk(LSK)とは?特徴・将来性・ニュース・今後の価格予想|Coinwall [コインウォール]

Liskについて詳しく解説しています。是非ご覧ください!

Qtum(クアンタム/QTUM)とは?特徴、買い方、将来性を徹底解説!|Coinwall [コインウォール]

Qtumについて詳しく解説しています。是非ご覧ください!

まとめ

ここまで読んでいただきありがとうございました。

スマートコントラクトいかがだったでしょうか?

 

概念的には古いことに驚いた方もいらっしゃるのではないでしょうか?

新しく感じてしまうのはそれを実現する技術が昨今までなかったからでしょう。

 

今後スマートコントラクトの実装が当たり前になり

生活様式や社会のモデルが変わる可能性は大いにあります。

 

筆者としては”自動化”厨ということもあり今後の技術発達が楽しみです。

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