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NEMのモザイク・ネームスペースとは?

仮想通貨NEMではモザイクという機能によってオリジナルトークンを作成することが可能です。

ネームスペースというNEMプラットフォーム上のドメインを使用して「仮想通貨は作れる」段階まできたNEMですが、どのような運用が可能となるのでしょうか?

そのシステムや作成時の注意点、あのコインチェク事件との関連などとともに徹底解説します!

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NEMプラットフォーム上でオリジナルトークンを創出

#

NEMブロックチェーンにおいて独自通貨を発行!

NEM(ネム)はNew Economy Movement(新しい経済圏)の創出を目指す仮想通貨として、多様な機能を搭載しています。

その一つであるモザイクでは独自トークンを発行することができます。

これはつまり、自分だけの仮想通貨をプログラミングなど必要なしに簡単に作れてしまう!ということになります。

トークンの発行者は、自分の作ったトークンを流通させたり、チップとして送金したりすることもできます。ついに、「仮想通貨は作れる」時代になったのかもしれません!

仮想通貨NEMとは?システムを徹底解説!

モザイク=トークン? ネームスペース=ドメイン?

実際にモザイク機能でトークンを発行する際、そのモザイクが「一意」(=他のデータと区別できオンリーワンである)ということを示すための証拠が必要になります。

これがネームスペースということになります。

実はネームスペースとはブロックチェーン技術だけに限った用語ではなく、ネット上でのドメイン(住所のようなもの)でも使用されています。

 

例えば、パソコン上でプレゼンのために作ったファイル資料を保存するとします。

毎週のように資料を作成するため同じようなファイルを区別するのに

◯file.presentation.week1

◯file.presentation.week2

◯file.presentation.week3

...etc

のように、名前をつけていきますよね?

このように識別名を追加していく仕組みのことをネームスペースと言います。

となると、その中身であるファイルの中身がモザイクのトークンと言えそうですね。

 

NEMネットワークではトークン名がXEM(ゼム)と呼ばれています。

nem公式FAQでも「XEMはNEMのトークン」としか説明されていませんが、この「X」はどこから来たんだ?と思われたかもしれません。

実はNEMとXEMの関係も同じで、NEM(ネム)というネームスペースの中で独自通貨XEM(ゼム)というトークン(=モザイク)が発行されているからです。

そのため、仮想通貨とトークンで異なる名称がつくことになりました。

モザイクとネームスペースの具体的システム

ネームスペースの階層と重複

では、モザイクとネームスペースの具体的な仕組みはどうなっているのでしょうか?

まずネームスペースをレンタルすることで取得します。

この時のレンタル期間は1年間となっています。

#

このネームスペースですが、上の図のように最大で3段階の階層構造をもつことができます。

メインのネームスペース、サブのネームスペース、さらにその下にサブのネームスペース2を置くことができます。そして各階層はピリオドで繋がれます。

例えば、coinwallというネームスペースを取得した場合、

coinwall.mymosaic.token1

のような構造にすることができます。

こうすれば、似たようなトークンも完全に名称を変えることなく分類することができます。

 

 

この時、ルートネームスペース(メインのネームスペース)だけは発行者に特有で重複できない

という決まりがあります。

つまり、発行者Aがcoinwallのネームスペースを取得したら他の人はcoinwallは使えません。

しかし、逆にいうとメインではなくサブに関しては重複してもいいことになります。

そのため、発行者Bが

coinwall.mymosaic.token2を取得するのはアウトだけど

cointeam.mymosaic.token1を取得するのはセーフということになります。

また、「nem」や「com」のように使用できない文字列もあり、この使用禁止ワードは今後も増えると言われています。

モザイクの構造は?

モザイクはネームスペースという住所のような場所に、実際に保存されるトークンと説明しました。

この時、モザイク名は「:」コロンで追加します。

例えば先ほどの発行者Aがcointokenというモザイクを発行するとします。すると

coinwall.mymosaic.token1:cointoken

というトークンが完成します。

これもネームスペースさえ違えば発行者Bが同じモザイクを発行できます。例えば

cointeam:cointokenでも取得可能ということになります。

 

後々 、自分の発行したトークンを流通させることを考えた場合、このネームスペースにユニークさを盛り込んでみると面白いかもしれませんね!

実際にモザイクでトークンを発行するには?

#

モザイク設定の注意点

モザイクトークンを発行する際、事前に必要となる決定事項があるのでご紹介します。

 

・モザイクとネームスペースの決定

モザイクは32文字まで、ネームスペースはメインが16文字、サブが64文字まで

 

・発行枚数

初期供給量を決定します。後から変更できないようロックをかけるかどうかも決められます。

 

・可分性

トークンの最小単位を決定できます。小数点6桁まで設定することができます。

 

・譲渡許可

発行したトークンを保有している人と保有していない人とで自由送金を許可するかどうか決定できます。コミュニティ内で限定的に使用したい場合は、自由送金を認めないという手もあります。

 

・レンタル期間

ネームスペースのレンタル期間は1年間で、期限の切れる1ヶ月前から更新が可能です。

 

・徴収の要求

モザイクの中で重要な要素にもなりますが、トークンの自由送金を認める場合に手数料を設定することができます。Aさんの発行したトークンをBさんからCさんに送ると、手数料がAさんに送金される仕組みです。

手数料はそのトークンでもXEMでもどちらでもよく、固定額が送金される固定徴収方式と、送金量に応じて徴収されるパーセンタイル徴収方式の選択もできます。

つまり、発行トークンを利用してマネタイズ(収益化)する可能性が大幅に盛り込まれていることになりますね!

モザイクの取得料金は?

ネームスペースのレンタルをはじめ、モザイク発行には料金が発生します。

ネームスペース100XEM/年

サブネームスペース10XEM/年

モザイク10XEM/年

となっており2018年6月でおおよそ1XEM=0.3$くらいなので、100XEMだと3000円くらいになるでしょうか?

いずれにせよ、PC運用の電気代さえ除けば、なんらかの形でトークンをマネタイズできる利点が圧倒的に勝ると言えます。

また、このレンタル料金がNEMの運営でどのような使われ方をするのか、具体的な説明がなされるのを期待したいところです。

ネームスペース取得はNano Walletから!

#

では実際にネームスペースを取得するにはどうすればいいのか?

というところですが、NEMの公式ウォレットであるNano Walletから登録可能です!

Nano Walletの登録についてはまずコチラで詳しく解説していきます。

NEMのNano Wallet登録方法はコチラで徹底解説!

Nano Walletを開いたら、上の画像のように「サービス」を選択してください。

「各種機能」の項目が開かれるので、「ネームスペースとサブドメイン」を選択し登録に進みましょう。

コインチェック事件での活躍とモザイクの将来性

コインチェック事件で犯人追跡トークンを発行!

#

コインチェック事件とは、2018年1月26日に国内取引所のCoinCheck(コインチェック)で約580億円相当のNEMが流出した事件のことです。

事件の詳細は以下のページからご確認いただけます!

コインチェック事件の全容を徹底解説!

この時、犯人追跡に活躍したのがモザイクで発行された追跡トークンです。

 

意外に思われるかもしれませんが、実はBlockchain Explolerと呼ばれる取引データを参考元に、犯人と盗まれたXEMのIPアドレスは公開されていました。仮想通貨取引は履歴がオープンなので当然ですが、つまり、犯人そのものではないけど犯人となったノードは判明していたと言えます。

 

そこでモザイクでトークンを発行できることを利用し、特定のマーキングがされたトークンを犯人に強制的に送金することになりました(もちろん犯人は拒否できません)。こうすることで、犯人が盗んだXEMを換金しようとしても、追跡トークンを保有しているせいで犯人とバレてしまうため、取引所が換金の対応をしないように対策できます。

 

これも、「モザイクで発行したトークンが発行者にしか動かせない(自由送金を認めない)」という性質があるためです。これにより犯人は追跡トークンを他のノードに渡すこともできませんでした。

 

その後の犯人の行方や追跡トークンの結末はどうなったのか?ということについてですが、コチラで詳しく解説していきますので、ご確認ください!

コインチェック事件の犯人は?最新ニュースをチェック!
コインチェック事件の手口が解明!その方法とは?

モザイクの将来性とビジネス的な展望

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コインチェック事件で活躍したモザイクですが、企業導入などビジネス的な展望はあるのでしょうか?

 

モザイクトークンの仕組みでもご説明しましたが、自由送金の設定、手数料の徴収などマネタイズの可能性がふんだんに盛り込まれていると言えます。

例えば、有名人やインフルエンサーがオリジナルのトークンを発行し流通させた場合、一定のコミュニティと収益の流れが発生するかもしれません。また、Monacoinのtipmona(投げ銭)のようにtwitter上などで少額送金が可能になるとも言われています。そうなると、ますます仮想通貨コミュニティが熱狂を見せることになりますね。

 

実は独自トークンという発想はビットコインモナコインにもあります。

ビットコインであればCounterParty (XCP)、モナコインであればMonaParty (XMP)がこれに当たります。これらは各ブロックチェーンを拡張しただけという面もあり専用ウォレットからしか利用できないなどのデメリットがあります。

それに比べモザイクでは、そもそもある程度の独立性をもったブロックチェーン上での発行なので、特定のウォレットに依存する必要がありません。

そのため、例えばモザイクトークンを扱う分散型取引所など、さらに機能と対応通貨が拡大されていけばモザイクの優位性は一枚上手のものとなるでしょう。

 

nem公式ブログや公式サイトでも「モザイクは単なるトークンではなく、より専門的な資産となるだろう」と言われています。様々な可能性を期待しての紹介と思われます。

今後の機能の充実次第では、大きな将来性を含んでいると言えそうです。

まとめ

ここまでNEMのモザイクとネームスペースについて解説してきました。

独自トークンの発行という開発の面白さに加え、そもそもNEM自体がネットワーク参加者にとって収益化の可能性を含んでいる点も興味深いです。

モザイクやハーベスティングの他、既得バランスなどの一定条件からスーパーノードになれるなど、NEMを通じて収益を得る手段が豊富なことに将来性を感じずには入られません。

 

また取引高とトークン保有量でユーザーの重要度が決まるPoIが採用されているように、NEMではネットワーク内の地位を高めることが収益につながるようです。

トークンに箔がつくと、ネットワーク内の取り扱い通貨として流通にも勢いがつくモザイクと共通する点がありますね。

いずれにしても、今後の機能充実に注目しつつ、NEMの動向をチェックしていきたいところです!

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