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仮想通貨NEMのEigenTrust++(アイゲントラスト)とは?

高度なセキュリティ耐性を誇る仮想通貨NEMですが、その理由として独自のアルゴリズムであるEigenTrust++が挙げられます。相互に警察機能を果たすと言われるEigenTrust++ですが、どのような仕組みで稼働しているのでしょうか?

コインチェック事件で話題なったNEMの将来性とともにEigenTrust++のシステムを徹底解説していきます!

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NEMセキュリティの要塞=独自のEigenTrust++

NEMのセキュリティ性能の高さ

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2018年6月現在、仮想通貨の時価総額ランキングで15位を誇るNEM(ネム/XEM)では、高いセキュリティ性能が特徴となっています。

そのセキュリティ体制によって中国の調査期間CERTからは、アルトコインの中で「他を圧倒する安全性」という調査結果も獲得しています。

そもそもNEMってどんな仮想通貨なの?という方はコチラから詳しく解説していきます!

NEMの特徴・システムを徹底考察!

その理由としてあげられるのがNEMで採用されている独自のアルゴリズム

EigenTrust++(アイゲントラスト)です。

Eigenとは「固有の」とか「自分の」といった意味があり、NEMコミュニティに参加しているノード間でお互いに交信し合って、「自分は悪意あるノードではないです!」ということを証明するシステムです。

 

このように悪事を働こうとするノードが参入してくるのを防ぐことで、現実世界の警察のような機能が果たされていると言えますね。

NEMセキュリティにおいてかなりの重要性を占めていることになります。

各ノードがEigenTrust++の上で交信するシステムとは?

他ノードを評価&悪意あるノードを拒否

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NEMの公式サイトによると(↑赤枠部分)によると、他ノードとの交信が評価につながるとされており、以下のように書かれています。

 

Eigentrust++

NEM implements a modified version of the Eigentrust++ algorithm that allows nodes to intelligently judge the “reputation” of other nodes and reject bad actors, as well as optimally balance loading across the network.

 

(対訳)

NEMではEigentrust++のアルゴリズムを(NEM用に)調整したバージョンを実行しています。そのアルゴリズムでは、NEMネットワークへのアクセスを通じ最適に他ノードとのバランスを保つだけでなく、他のノードの「評判」を知性をもって判断し、悪意ある分子を拒否することができます。

 

このようにNEMのEigenコミュニティ内では、他ノードとトランザクションやブロック情報のデータをやり取りし、お互いのアカウントがネットワークで繋がった状態になっています。

もし新しいノードがEigenのこのコミュニティに参入しようとした場合、その情報をブロードキャスト(不特定多数に公開)したり、既存の参加者で情報をもつノードに尋ねたりすることもできるようです。

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上の図のようにお互いのノードが相互に通信し合っているため、その輪に入るには一定の信頼(=すなわち「評判」)を獲得する必要があります。

このため、相互警察のような役割が果たされていると言えますね。

 

また、もちろんこれらの通信と判断を行うのはノードを運営するユーザー個人ではありません。

例えば、Eigenで他ノードとの交信が合った場合に、それは

成功:有効で新しい情報を受信した

ニュートラル:有効だが既知の情報を受信した

失敗:無効な情報を受信した

のいずれかのアクションと判定されます。

 

このように、コンピュータ上で他ノードが「有効」かどうかを判断するアルゴリズムが搭載されているため、そのあたりのプロセスが「知性をもって」という部分に当たるのかと思われます。

PoIスコアに応じたハーベスト(収穫)が行われていることからも、NEMではノードに関して一定の監視と統括がシステムの基本となっているの言えるかもしれません。

P2Pシステムの問題点

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そもそも黎明期のBitcoin(ビットコイン)をはじめとし、仮想通貨の最大の新規性といえばP2Pシステムと言っても過言ではありません。

P2Pシステムとは「Peer to Peer」の略で、ネットワークの運営を各ノード同士の通信によって成り立たせるシステムのことです。

本来ならばサーバとクライアントという関係の下で行われる通信を、Peer(=対等な関係のノード)との間で行うというものです。これにより非中央集権、すなわちネットワークにおける権力の集中を防ぐことができるという画期的なアイデアを実現することができました。

 

ところが、このP2Pにもやはり問題点があります

それは「悪意あるノードがネットワークに紛れ込むのをどう防ぐか」という問題です。

簡単にいうとP2Pは「誰でも運営に参加できる!」という点が特徴です。

大きな権力をもった管理者がいて何かということを聞かないといけない、という状況からは確かに脱しました。しかし、どうやってネットワークの秩序を保つのか?という点は最大の課題のままです。

オープンなブロックチェーン台帳の下では誰もが見られるから改ざんができない、などの対応策は考えられましたが、それでも悪意あるノードが嘘の情報を撒いて混乱を巻き起すなどの課題には対応しきれませんでした。

 

一方でNEMのEigenTrust++では、そんなP2Pの問題点に対応し悪意あるノードの介入を最大限まで排除することに成功しています。

そのため、NEMではコミュニティ内部からの攻撃を許さず、高いセキュリティ性能を誇ることができています。

NEMのセキュリティの高さとコインチェック事件

コインチェック事件で多額のNEMが流出

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とはいえ、NEMコミュニティ外部からの攻撃はどうなのでしょうか?

これが事件となって表面化したのが、2018年1月26日のコインチェック事件です。

国内取引所であるCoinCheck(コインチェック取引所)でハッキングのため580億円相当のNEMがXEM通貨単位で不正送金され、流出する事態となりました。

 

詳しい経緯と結末については以下のページから解説しています。

コインチェック事件の全容とは?経緯を徹底考察!
コインチェック事件の犯人とは?考えられる説を徹底考察!
コインチェック事件の手口とは?最新ニュースをチェック!

結論として、この事件は取引所であるコインチェックのセキュリティ問題であってNEMの問題ではないということです。

コインチェックへのハッキング被害として対象がNEMとなっただけで、NEMの管理体制が原因で流出したわけではありません。

 

しかし、「NEMは危ないのではないか?」という不安の声も上がっており、取り引きの停滞、価格も下降気味となっています。

これを逆手にとって、逆に価格が下がったいま購入を決めたり、ハーベストに着手したりという動きもあります。

 

データ処理能力の面からも、NEMは本来の資質としては優れた仮想通貨プロジェクトです。

必ずしもネガティブな要素ととらえずに、NEMのマイルストーンの一部として考えるのが良いのかもしれませんね。

まとめ

ここまでNEMのEigenTrust++について解説してきました。

 

EigenTrust++の相互警察のような役割によって高いセキュリティを維持しているNEMですが、コインチェック事件をはじめ処理速度向上の大型アップデートとなる可能性の高い「カタパルト」を控えるなど、ニュース性の高い通貨の一つでもありますので、最新ニュースは要チェックです!

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