search_toggle

ハードフォーク(HF)とは?

#

Ethereum(イーサリアム)はBitcoinに次いで時価総額ランキング世界第2位の仮想通貨です。

↓Ethereumがどんな仮想通貨なのか、詳しく知りたい方はこちらから!

仮想通貨Ethereumとは?基本データを徹底解説!

そんなEthereumですが、最近「Ethereum ハードフォーク」というキーワードで急上昇しています。ハードフォークとは一体なんなのか?早速見ていきましょう!

今月のおすすめ取引所ランキング(絶対に複数取引所に登録しておきましょう!)

  • Ic exchange rank 01

    利用者の仮想通貨を100%コールドウォレットで管理する日本で唯一の取引所(2018/2/13時点)

  • Ic exchange rank 02

    GMOインターネット(東証一部上場)グループで培われた金融サービス提供のノウハウを活かした取引所

  • Ic exchange rank 03

    多くのアルトコインの板取引対応、手数料を抑えることが可能。全通貨コールドウォレット採用。

互換性のない仕様変更

ハードフォーク(HF)とは、「互換性のない仕様変更」のことを意味します。

簡単に言うと、仮想通貨のプラットフォームがどんどんアップデートされていくということです。

みなさんのスマホやPCに入っているアプリもたびたびアップデートをする必要がありますよね?実際、アプリなどのサービスをリリースする際に最初から完璧なものを提供することはできません。一定の完成度に達したらリリースを行い、実際に改善点を洗い出しながらアップデートしていきます。

これは仮想通貨でも同じで、リリース後に改善点を探しながら「仕様変更」をしていく必要があります。「互換性がない」とは、変更したあとは変更前のバージョンとは共存しない、つまりアップデートしたらずっと元には戻らないということです。

ちょうど食器のフォークのように、サービスが分岐していくイメージですね。

そんな仮想通貨のハードフォークですが、主に3種類あります。

ブロックチェーンのソフトフォークとハードフォークの違いとは?|Coinwall [コインウォール]

ハードフォークに対比して存在するのがソフトフォークです。両者には一体どういう違いがあるのでしょうか? こちらの記事で詳しく解説しています!

ハードフォークの種類

3種類のハードフォークとは

・アップデートのためのハードフォーク

・コインを分裂させるようなハードフォーク

・アルトコインを生成するようなハードフォーク

のことを意味します。

アップデートのためのハードフォーク

仮想通貨プラットフォーム上の課題、例えばセキュリティの向上やトランザクション処理の高速化のためにアップデートするハードフォークです。ここでポイントなのが、ハードフォークのためにあらかじめコミュニティ参加者の合意が取られていることです。

全員が納得していることになるので、サービス分裂後の新バージョンのブロックチェーンの方にユーザーを移せばいいことになります。

後半で説明するEthereumの4段階ハードフォークはここに当たります。

コインを分裂させるようなハードフォーク

一方で、コミュニティ参加者の同意が得られないまま行われるハードフォークはコインを分裂させる可能性があります。「この部分のサービスを変えます」という時に、賛同する人と反対する人がいる場合、コミュニティ内はハードフォークを巡って対立することになります。そしてこのままハードフォークが断行されれば、旧バージョンのブロックチェーンと新バージョンのブロックチェーンの両方が機能することになります。

これまた後半で説明するEthereumとEthereum Classicとの分裂はこれに当たります。

アルトコインを生成するようなハードフォーク

また、BitcoinやEthereumなどからハードフォークによってアルトコイン(Bitcoin以外のコイン)を生成することも可能です。

通常、ほとんどの仮想通貨はオープンソースのプラットフォームとして開発されています。オープンソースとは、誰でもプラットフォームのコードを見ることができるということです。逆に言うと、Bitcoinなど有力なコインのコードを真似て少し変えることで、他の仮想通貨の開発に活かすことができます。

実際LiteCoin(ライトコイン)などはBitcoinのハードフォークから開発されました。

ディフィカルティボムとは? 〜プロトコル凍結との関係〜

#

ちなみにアップデートのためのハードフォークで新しいプロトコルへ移行したい時、ユーザーに旧バージョンから新バージョンへ移ってもらう必要がありますが、実際にはどうするのでしょうか?

 

そこで機能するのがディフィカルティボムです。ディフィカルティボムとはマイニング難易度を上昇させることを意味します。

(マイニング難易度とは?そもそもマイニングでは何が行われているのか?という方はこちらで詳しく解説しています!→マイニング難易度(ディフィカルティ)とは?

具体的には、マイニング難易度を指数関数的に上昇させることで、一気に取引承認までの時間が長くなるように設定します。こうすることでマイニング報酬も得にくくなり、何より使いにくくなります。そして、やがてはプロトコルとして凍結させていきます。旧バージョンを使えなくなるまで追い込むことで、旧バージョンのまま使いたいという人が分裂するのを防いでいるのです。

Ethereum(イーサリアム)のハードフォーク

#

Ethereumの4段階アップデートによるハードフォーク

Ethereumでは運営にあたって計画的なアップデートを想定しており、EIP(Ethereum Improvement Prorpsal)と呼ばれるイーサリアム改善案にまとめられています。つまり、これは先ほど説明した「アップデートのためのハードフォーク」と言えますね。

このハードフォークでは4段階のフェーズが設定されており、それぞれ

1.Frontier(フロンティア)

2.Homestead(ホムステッド)

3.Metropolis(メトロポリス)

4.Serenity(セレニティ)

と呼ばれています。これがいわゆるEthereumの4段階アップデートです。

Frontier(フロンティア)

2015年7月に行われました。プラットフォームの基本的な機能や構造を実証する段階に当たり、バグや改善点がないかを検証して実際に利用しやすいよう整備します。Ethereum開発者たちのとってリリースのための練習の場ともなり、β版と呼ばれることもあります。

Homestead(ホムステッド)

2016年3月に2回目のハードフォークとして行われています。採掘難易度(ディフィカルティ)の調整などの改変が加えられた結果、取引承認までの時間が5~20秒に収まり格段に使用しやすくなりました。

Metropolis(メトロポリス) 〜Byzantium(ビザンティウム)とConstantinople(コンスタンティノープル)〜

2016年3月に2回目のハードフォークとして行われています。採掘難易度(ディフィカルティ)の調整などの改変が加えられた結果、取引承認までの時間が5~20秒に収まり格段に使用しやすくなりました。

また、この段階のEthereumではUncleブロックがビットコインのOrphan Block(孤立ブロック)に相当し、ビットコインでは無効になるはずの孤立ブロックがEthereumではUncleブロックとしてメインチェーンの構成要素になり、マイナー報酬を受けることも可能となります。

 

ユーザビリティ(使いやすさ)は仮想通貨の時価総額や価格に大きく影響します。実際、この時期にEthereumの価格は大幅に上昇しました。

Serenity(セレニティ)

Ethereumの4段階アップデートにおいて最終段階のハードフォークです。ただし、詳しい時期や内容などははっきりとわかっていない状態です。

The DAO事件とEthereum・Ethereum Classic(イーサリアムクラシック)へのコイン分裂

#

ところがEthereumは、「The Dao事件」と呼ばれるハッキング被害にあったことでアップデートとは関係なしにハードフォークでコインが分裂することになりました。

The Daoとは"Decentralized Autonomous Organization"の略で、Ethereum内のサービスの一つです。自律分散型投資ファンドとも呼ばれ、投資先の組み合わせを投票によって決定し改ざんへの耐性が強いブロックチェーン上で投資利潤を回す仕組みです。

簡単に言うと、イーサリアムのスマートコントラクトでこれらの投資手続きを自動でやってくれるサービスですね。ところが送金システムにバグがあったことで、ハッカーから約50億円分のイーサリアムを盗まれる事態となってしまいました。

 

ここからイーサリアム分裂にどう繋がるのか?というところですが、実はコインがハッカーに盗まれた時点ではまだ被害を最小限に抑える方法がありました。

ハッカーが盗んだコインですが、盗んでから一定期間が経たないとコインを使うことができない仕様になっていました。そこで、その期間のハッキングされる前の状態にイーサリアムをハードフォークすることで、盗難をなかったことにしようというものです。

結局このハードフォークによってことなきを得たのですが、一方でこのハードフォークに反対するユーザーもいました。Ethereumそのものではなく、The Daoのサービスが脆弱だっただけなのだから対処は必要ない、そして策を講じるということ自体が非中央集権の理念に反するのではないかという人たちです。これらの人々は、ハードフォーク後のEthereumは使いたくない、ということで新しくEthereum Classicとして分裂することとなりました。

もちろん基盤は同じEthereumなのですが、理念のズレからコインを分裂させるハードフォークを行う結果となってしまいました。

↓ちなみにそのEthereum Classicですが、どんな仮想通貨なのかこちらで解説しています↓

仮想通貨Etehreum Classicとは?

Ethereumのハードフォークと2018年からの予定・動向は?

ハードフォークによる新コイン"EtherZero"(イーサリアムゼロ)

#

最後にアルトコインを生成する例としてEtherZero(ETZ/イーサリアムゼロ)をご紹介します。

公式サイトはこちらから→https://etherzero.org/index.html?id=2

 

EtherZeroはイーサリアムからハードフォークされた新しい仮想通貨で、2018年1月にリリースされました。取引がイーサリアムよりさらに高速化され、なんと送金手数料が0になるという触れ込みです(この部分をもってZeroということなのでしょうか...?)

ただし、EtherZeroに関しては日本では否定的な見方も多く、まだまだ信ぴょう性のあるコインとは言い難いです。

EtherZeroを扱っている取引所

EtherZeroを購入するには、海外取引所であるYobit(ヨービット)などから購入する必要があります。購入方法は以下の通りです。
1. Zaif(ザイフ)bitFlyer(ビットフライヤー)などに登録
2. 国内取引所でビットコインを購入する
3. Yobit(ヨービット)の海外取引所に登録する
4. 登録した海外取引所にビットコインを送金する
5.EtherZeroを購入する

ASIC対策としてEthereumのハードフォークも検討中?

イーサリアム開発者のパイパー・メリアム氏やヴラド・ザムフィル氏を中心に2018年3月頃から、イーサリアムの新たなハードフォークの可能性が示唆されています。

発端は中国を拠点とするASICメーカーのビットメインが新しいタイプのASICマイナーを開発したのではと言われていることです。ASICとは、CPUやGPUと同様にマイニングを行うための機器として不可欠なもので、ビットメインのASICマイナーだとマイニングの集権化につながる恐れがあると言われています。

こうした背景の下、新たに対策が施されたハードフォークで対抗しようということなのでしょうか。twitterなど通じて今後の動向を調査していきたいところです。

まとめ

Ethereumとハードフォークについてここまで解説してきました。単に仕様変更と言っても、様々な種類や事情があることがわかりますね。

現在では、有力な仮想通貨のオープンソースを模倣した小規模コイン(いわゆる"草コイン")が出回り、価値のあるコインを探し出すのは難しくなりつつあります。しかし、だからこそ仮想通貨の理解を少しでも深め、仮想通貨市場を見極める力をつけたいですね!

関連記事

ブロックチェーンの仕組みをわかりやすく簡単に徹底図解!! | Coinwall [コインウォール]

シェアはこちら!

この記事に関連する記事

仮想通貨イーサリアムのメトロポリスとは?アップデートの内容や予想価格をまとめてご紹介!

イーサリアムでは前々からアップデートが予定されていましたが、その3段階目がメトロポリスです。この記事ではイーサリアムのメトロポリスの前半で完了したア…

2018/6/15

仮想通貨Ethereum(ETH・イーサリアム)の特徴、買い方、取引所、将来性を解説!

今回紹介するのは仮想通貨Ethereum(ETH・イーサリアム)です。時価総額2位で、ICOにも頻繁に用いられるEthereumとは、どんな機能を持…

2018/3/19

Ethereum Classic(ETC・イーサリアムクラシック)とは?特徴、取引所、将来性など徹底解説!

Ethereum(イーサリアム)の名前に似た仮想通貨Ethereum Classic(イーサリアムクラシック・ETC)はEthereumとどう違うの…

2018/4/16

2018年仮想通貨Ethereum Classic(イーサリアムクラシック・ETC)の今後と将来性は?最新情報なども含め今後の予想を解説!

今回はEthereum Classic(イーサリアムクラシック・ETC)の今後を予想します。Ethereum Classicはイーサリアムから分裂し…

2018/5/7

仮想通貨Ethereum Blue(イーサリアムブルー)とは?特徴、取引所、チャート、将来性など解説!

今回はEthereum Blue(イーサリアムブルー)を紹介します。Ethereum Blue(イーサリアムブルー)はスマートコントラクトのセキュリ…

2018/4/20

仮想通貨Ethereumの開発者であるVitalik Buterin氏について解説!出身地や経歴、資産は?

Vitalik Buterin氏は19歳にして共同提案者のGavin Wood氏と共に仮想通貨Ethereumを開発しました。今回はVitalik …

2018/6/20

ブロックチェーンのソフトフォークとハードフォークの違いとは?

仮想通貨を支える技術、ブロックチェーン ですが、ビットコインやイーサリアアムのフォークはその価格変動に大きな影響を与えました。このフォークの2種類(…

2018/4/26