Lisk(リスク/LSK)
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仮想通貨Lisk(LSK、リスク)とは?特徴・将来性・チャート・ニュース・2018年の価格予想
分散型のプラットフォーム系仮想通貨Lisk(LSK・リスク)。Ethereumにも並ぶとされるLiskについて、特徴やチャート、今後、取引所、将来性、最新情報まとめ、2018年の価格予想、アップデート内容、SDK配布、マイニングなどについて解説します!
目次
仮想通貨Lisk(LSK、リスク)とは
2018年4月10日 Core1.0.0βリリースされました。
記事後半部分で詳細情報、また価格動向予想について解説しています!
是非ご覧ください!
Liskの基本情報
・通貨名:Lisk(LSK, リスク)
・取引開始日:2016年5月24日
・発行上限:119,005,332 LSK
・現在の流通量:102,788,686 LSK(2018年3月時点)
・時価総額:$1,444,067,969 USD (2018年3月時点)
・ブロック認証サイクル:10秒
・コンセンサスアルゴリズム:DPoS
・公式サイト:Lisk(リスク)公式サイト
・ソースコード:Lisk(リスク)ソースコード (gitub)
・ホワイトペーパー:Lisk(リスク)ホワイトペーパー
・Blockchain Explorer(取引詳細,取引情報):Lisk(リスク)取引詳細
・公式フォーラム:Lisk(リスク)フォーラム
・twitter:Lisk(リスク)公式Twitter
・telegram:Lisk(リスク)公式Telegram
Liskの概要

Lisk(LSK、リスク)は分散型のアプリケーションプラットフォームを提供する仮想通貨システムです。
このプラットフォーム上でブロックチェーンの特性を生かした様々なアプリケーションが提供されることが期待されています。
また競合と比較しても開発者の参加ハードルが低く認証時間も短いという特性があります。
本記事では初心者にもわかりやすいよう仮想通貨Liskについてゼロから詳しく解説しています。
それでは見ていきましょう。
仮想通貨Lisk(LSK、リスク)の特徴
Liskの特徴① LISKプラットフォーム・仮想通貨LSKの機能や用途

まず仮想通貨Liskの概要について説明します。
LSKとは分散型アプリケーションプラットフォーム「Liskプラットフォーム」で使われる通貨(トークン)のことです。
わかりづらいのでLINEを例にとって説明します。
皆さんにも馴染みの深い「LINE」ですが、そのLINE上のプラットフォーム上に様々なゲーム(ツムツムなど)や、LINEスタンプ等があります。
私たちは「LINEコイン」を用いてLINEスタンプ等、LINE上のアイテムを購入します。
このように「LINE」というプラットフォーム上で様々なアプリケーション(ゲーム、スランプ…等)が実装されているように、「LISKプラットフォーム」上で様々なアプリケーションが実装され、その中で使用されるのがLSKという通貨です。
DApps(ダップス)を簡潔に説明すると、ブロックチェーンの技術的特徴を活かしたゲームなどのアプリケーションのことです。
有名なものではCryptoKitties(育成ゲーム)などがありますね。
育成ゲームがLISKプラットフォーム上で楽しめると想像するとわかりやすいと思います。
そのためLISKプラットフォーム上でのDApps(アプリ)が流行り、LISKプラットフォーム上での通貨需要が高まる(より多くの人がLISK上でのDAppsを使いたいという状況になる)とLiskの価格が上昇することが予想できます。
Liskの特徴② 分散型プラットフォームとしての特徴

ではなぜ既存のWebやスマートフォンではなくLISKプラットフォーム上でアプリケーションの開発をしなければならないのでしょうか。
その主な理由はブロックチェーン技術が持つ有用性を活用するためです。
ブロックチェーン技術が持つ有効性の具体例として、
・非中央集権的なネットワークを組織できる
・高いセキュリティのため改ざんが不可能
などが挙げられます。
ブロックチェーンの技術に関しては以下の記事で詳しく解説しています。
仮想通貨を勉強する際に必須の知識なので是非ご覧ください。
また現在流行中のCryptoKittiesではこれらの特徴を活かして従来では不可能であったゲームの仕組みを実現しました。
詳しくはこちらをご覧ください。
Liskの特徴③ スマートコントラクトを実装

Liskはスマートコントラクトを実装しています。
スマートコントラクトとはブロックチェーン上の契約機能のことです。
例えばお金の貸し借りの場面を考えてみましょう。
従来だとお金の貸し借りに関する約束は口約束か公式に行うのであれば契約書を書面で作成して記録に残していました。
ところが契約書は改ざん可能であり、そういったトラブルから訴訟問題に発展するケースが後を絶えませんでした。
そこでブロックチェーン技術を用いたスマートコントラクトが登場します。
上記で説明した通りブロックチェーンには非中央集権的で改ざん不能という特徴があります。
その特徴を生かして民主的に運営されたブロック上に契約を記録し、プログラムとして
「●月●日に××の条件になったらAさんはお金を払う。さもなければ、△△の条件で〜」
と契約を履行させるのがスマートコントラクトです。
余談ですがアメリカのアリゾナ州で「スマートコントラクトに法的根拠を持たせる」といった法案が可決しました。
もちろんお金の貸し借りの場面に限らず、CryptoKittiesをはじめブロックチェーンの性質を活かしたアプリケーションが日々生まれています。
スマートコントラクトについては以下の記事で詳しく解説しています。
是非ご覧ください。
Liskの特徴④ コンセンサスアルゴリズム(合意形成アルゴリズム):DPoSアルゴリズム

Liskの合意形成アルゴリズム(コンセンサスアルゴリズム)について説明します。
Liskは合意形成アルゴリズムにDPoSアルゴリズムを採用しています。
DPoSアルゴリズムとはDelegated Proof of Stake(プルーフ・オブ・ステーク)の略称で一般的なPoSシステムの改変版です。
一般的なPoSシステムは仮想通貨の保有者全員に鋳造権があるのに対し、DPoSでは仮想通貨の保有者によって投票(vote)された一部の人が通貨を鋳造します。
Liskにおいてその鋳造者は101人存在し、鋳造によって手数料と新規鋳造のLSKを得ることができます。
DPoSの利点としては、
① 取引速度が速い
② 民主的である
ということが挙げられます。
① 取引速度が速い
莫大なマシンパワーを使用するPoWや保有者全体に割り振られるPoSと比べ、処理をする絶対量が少ないので取引速度を早くすることができます。
そのため、本来マイニングにかかる電力消費量も抑えられます。
ちなみにEthereumは以前PoW(プルーフ・オブ・ワーク)を採用していましたが、上記コスト面での損失を抑えるためPoSアルゴリズムへと移行しました。
② 民主的である
現状数カ所のみでマイニングしているビットコインに比べ、101人で鋳造しているLiskはより参加人数が多く民主的であり、その分不正などが行われにくくなっています。
一方で、DPoSアルゴリズムが抱える構造的な脆弱性も存在します。
これについては将来性の章で詳述します。
仮想通貨Liskと仮想通貨Ethereumを徹底比較!
LiskはEthereumの欠点を補う仮想通貨
Liskと似た性質を持つ通貨にEthereum(イーサリアム)というものがあります。
一度は聞いたことがある方が多いのではないでしょうか?
Ethereumもスマートコントラクトを実装した分散型アプリケーションプラットフォームであり、Liskと似ている特徴が多々あり比較されることが多いです。
イーサリアムについては以下の記事で詳しく解説しています。
ビットコインの次に有名と言っても過言ではないくらい有名な仮想通貨です。
是非ご覧ください。
LiskとEthereumの比較
LiskとEthereumでは決定的な違いがあります。
それはLiskがEthereumの欠点を補う特徴を持っているという点です。
LiskのEthereumの欠点を補う特徴として、
① 開発者の参加ハードルが低い
② 処理速度が高い
などが挙げられます。
その違いをより詳しく整理すると以下の表となります。
Lisk (LSK, リスク) |
Ethereum (ETH, イーサリアム) |
|
---|---|---|
プログラミング言語
|
Javascript | Solidity |
アプリケーションを 構成するチェーン |
サイドチェーン | メインチェーン |
これらについて解説していきたいと思います。
Ethereumとの違い① プログラミング言語

LiskとEthereumとの違いとして開発言語の違いが挙げられます。
Ethereumでは、「Solidity」というEthereumのために作られた独自言語を用いているのに対して、Lisk(LSK、リスク)では「JavaScript」を用いています。
(補足: バックエンドの開発言語はJavaScript,Node、フロントエンドはHTML5,CSS,JavaScriptとなっています。)
この違いは開発者の参加ハードルの違いに現れます。
Ethereumの用いるSolidityという言語はもともと扱える人が少なく、Ethereumプラットフォームに参加するためには新たに言語を覚えなくてはなりません。
一方でLiskの用いるJavaScriptという言語は扱える人が多いため参加のハードルが低くなります。
これは一見さほど重要でないように思えますが、実はよく考えるとプラットフォームにとってはとても大事なことです。
私たちユーザーの視点に立つと、より多くのアプリケーション(例: ゲーム)が存在するプラットフォームを用います。
言い換えるとより多くの技術者が居るプラットフォームを使うのです。
開発者側の視点に立つと、開発がしやすくより多くのユーザーがいるプラットフォームでアプリケーション(dApps)を開発します。
つまり、ユーザー、開発者の両者が増えれば増えるほど、さらにユーザーも開発者も増えやすくなります(ネットワーク効果)。
ネットワーク効果が働く領域だからこそ、最初の段階でJavascriptを開発言語にし開発しやすい環境を作ることで開発者を増やしておくことが非常に重要なのです。
Ethereumとの違い② スマートコントラクトの実装部分

もう一つのEthereumとの違いとして、Liskにはスマートコントラクトが実装されておりアプリケーションを構成するブロックチェーンの種類が違うことが挙げられます。
Ethereumではいわゆるメインのブロックチェーン(メインチェーン)をそのまま使用しています。
それに対してLiskではメインチェーンに接続されたサイドチェーンを使用して認証を行なっています。
これにによりLiskはEthereumが抱える2つの問題を解決しようと図っています。
Liskが解決するEthereumの課題
① スケーラビリティ問題
② セキュリティ上の問題
① スケーラビリティ問題
メインチェーンで全ての処理が行われることで、取引量(トランザクション)が増加するほどその取引の承認にコスト(時間、電力費用)がかかってしまう問題をスケーラビリティ問題といいます。
上述の通りLiskではサイドチェーン上にブロックチェーンアプリケーションを構成させることで、取引時間を短縮することに成功し、ブロック認証サイクルは10秒を達成しています。
② セキュリティ上の問題
Ethereumではメインチェーン上にスマートコントラクトを実装しているため、そのスマートコントラクトにミスがあった場合「改ざん不能」という性質を逆手に取られて不正が行われるというリスクがあります。
その代表的な事件がThe DAO事件です。
詳細は割愛しますが、The DAO事件ではスマートコントラクトの穴を突かれ、ハッキングにより当時約80億円相当の360万ETHが盗難に逢いました。
これはスマートコントラクトの功罪でありながら、Ethereumがメインチェーンでスマートコントラクトを実装していたがためにメインチェーンに集まる全てのトランザクションに対してハッキングが行われ、被害が拡大したという側面もあります。
Liskではサイドチェーンごとにアプリケーションを構成し被害を最小限に止めることで、その脆弱性を克服するといった高レベルのセキュリティを実現しました。
Ethereumとの違い③ コンセンサスアルゴリズム
イーサリアムは『Proof-of-Work』というコンセンサスアルゴリズムでマイニングを行なっています。
これはビットコインと同じマイニング方式になります。
対してLiskは『Proof-of-Stake』というコンセンサスアルゴリズムを採用しています。
『proof-of-stake』は保有している仮想通貨の保有期間や保有枚数に応じてマイニング権利が与えられるので『proof-of-work』のようにマイニングするために莫大な電気代がかかりません。
仮想通貨Liskのチャート(テクニカル分析)
Liskのチャート
Liskはリブランディングを発表した2017年終わり頃から急速に値上がりし、最も高い時には2017年初頭の300倍近い値をつけました。
その後は価格が落ち着き2018年6月1日現在では日本円で1LSK=1010円程度となっています。
Liskのマイニング(フォージング) 発行上限はないが通貨量は頭うち
Liskではビットコインで言うマイニングのことをフォージング(鋳造)と呼びます。
Liskのフォージングは投票で選出された101人の代表者(アクティブデリゲート)が優先的に行います。
ブロックタイムは10秒間隔です。
フォージングの報酬は、1ブロックにつき5LSKです。
Liskはインフレ型の仮想通貨で今のところ上限数はなくDPoSのシステムの下でフォージングによって通貨の発行量が増えていきます。
しかし発行量は年々減少していきます。
マイニングによる報酬も年々減少していきます。
最初は5LSKあった報酬は毎年1LSKずつ減少し、5年後に1LSKまで下がった後はずっと1LSKのままとなります。
仮想通貨Liskのニュース・イベント・最新情報(価格変動材料)
LiskのICO・歴史・マイルストーン(今後の予定)

Lisk(リスク)は2016年5月24日にCryptiからハードフォークしてICOで誕生しました。
その後様々な取引所に上場し、2018年には日本のbitFlyer上場も達成しました。
その後マイルストーンとして下記内容を掲げています。
・2017年 Lisk Core 1.0 のアップデート
・2018年2月 Liskのリブランディング
・2018年4月 開発者用SDKの配布
・2018年8月 分散型取引所DEXの開始
マイルストーンの詳しい内容は以下のリンクからご確認ください。
次にLiskの価格変動材料となりうるニュース・イベントを見ていきましょう!
Liskはマイクロソフトと連携している(?)
Lisk(リスク)はマイクロソフトと提携しており、14,000BTC(およそ14億円)の資金供与を受けました。
マイクロソフトのプラットフォームAzureとの連携のようです。
しかし2018年3月現在もこの提携が生きているかどうかはわかりません。
英語掲示板Redditには以下のような質問があります。
未確認情報ですが、2016年の発表後に続報がないためもうマイクロソフトとの提携は白紙になっているのかもしれません。
“Is the Microsoft partnership still alive? No. Lisk "dropped out of it" (仮訳)マイクロソフトとの提携はまだ存在していますか? いいえ。Lisk(LSK、リスク)はもう提携していません。”
出典:https://www.reddit.com/【2018年2月】Liskリブランディング:ロゴがアップデート!
Liskは2018年2月にリブランディングしロゴが全く新しくなりました。
上の動画はその紹介動画です。
ホームページも一新されAppleのようにシンプルでスタイリッシュなデザインになっています。
Liskチームは当リブランディングを第一歩とし、開発と普及を鋭意進めているところと発表しています。
【2018年4月10日】Lisk Core1.1β版のリリース!
<速報: 2018/04/10追記>
Liskがついに Core1.0.0β版 をリリースしました!
“”
出典::///
Liskではプロダクトを高機能かつ作り込まれたものにするために、テスト段階をBetanet(ベータネット)とTestnet(テストネット)という2つのフェーズに分けて考えています。
まずBetanetのフェーズでは、本番のネットワークと同様の性質のネットワークを複製しそこでテストを行い、よりシステムを強固なものにします。
Betanetのプロセスを終えると次にTestnetへ、Testnetのプロセスも完了するとついに本番のMainnetのフェーズへ移行します。
今回のCore1.0.0アップデートも同じプロセスを踏みます。
今回のリリースでCore1.0.0のバージョンもBetanetの段階に入ります。
その後Betanetのフェーズを終えて、Testnetのフェーズも完了するとようやく本格リリース(Mainnet)となります。
Core1.0.0の内容は複雑なので省略しますが、Liskチームが重要なアップデートと位置付けている点で価格が変動しうる材料と言えるでしょう。
【2018年4月予定】開発者用SDK配布
SDK(Software Development Kit)とはソフトウェア開発キットで、LiskプラットフォームでdApps(アプリケーション, ゲームなど)を開発するために必要な開発環境やマニュアル(説明資料)のものです。
つまりこのSDK配布が完了すると、Javascriptを習得している開発者がLisk上で動くアプリケーションを簡単に開発できるようになります。
言い換えるとこのSDK開発キットの配布こそがLiskプラットフォームの急激な成長の引き金となると言えるでしょう。
この配布がどれだけ行われLisk上の開発者がどれだけ増えるかが、Liskの短期・中長期の価格を考える上でひとつ重要な指標になる可能性は高いと言っても過言ではありません。
【2018年7月予定】分散型取引所(DEX)
Liskチームは分散型取引所(DEX)についてあまり多くを明かしていません。
そもそも分散型取引所とは、現在有名なbitFlyerやCoinCheckとは異なり、中央管理者がいない、民主的な取引所のことです。
詳しくはコチラ
Liskのプラットフォーム上で展開されるdApps(アプリケーション, ゲームなど)上でも、Liskと同様にトークン(仮想通貨,暗号通貨)が発行されます。
そのためLiskにおける分散型取引所(DEX)とは、Lisk上にICOを行ったトークン(仮想通貨)の交換に使われる取引所のことと予想されます。
Liskネットワーク上にDEXができると以下のメリットが期待できます。
・トークンの交換に要する手数料が安くなる
・セキュリティが強固になる
そのためこちらも価格変動材料としては要チェックの内容と言えるでしょう。
2018年6月1日 情報追加
また予定では2018年7月に予定されていた分散型取引所(DEX)ですが、Twitterではこのような情報も見受けられます。



分散型取引所(DEX)のローンチは2018年の秋、また来年以降に延期になるという予測もされています。
現時点でLISKの運営側から何も発表がないことが懸念材料になっているみたいです。
しかしながら分散型取引所(DEX)はLISKを基軸通貨とするので、ローンチされればLISKの価格上昇が見込めますね。
【2018年11月予定】Liskの半減期
上の「フォージング」の章でも説明した通りLiskには1年に1度11月に半減期があります。
半減期とはフォージング(マイニング)によって受け取ることのできる報酬が半分に減ってしまう時期のことです。
フォージングを行う人は半減期がくる前に少しでも多くの報酬を受け取ろうと努力するため、半減期の直前に価格が上がり、直後には価格が下がる傾向にあります。
半減期について詳しくはコチラ
そのため11月は値動きに注目する必要がありますね。
Lisk半減期のカウントダウンはコチラで確認できます。
仮想通貨Liskの将来性(長期保有・ガチホの観点)
Coinwallのファンダメンタル分析
Coinwallでは仮想通貨の長い目で見た将来性(ガチホ前提)について以下の観点から独自の評価を行います。
Coinwall 将来性分析の観点(独自のファンダメンタル指標)
・ビジネス的な有用性
そのプロダクトがビジネス的に有用かの指標です。
既に説明した「特徴」や「仕組み」等の情報をもとに課題の大きさや解決策は適切か、集客はどのように行うのか等について、どのような仮説を立てており、その仮説にはどのようなリスクが存在するのか、を確認します。
・チーム
初期フェーズのプロジェクトにとって「誰がやるか」は非常に重要な指標です。
売上高等の財務指標が不安定なベンチャー企業に投資する際に、機関投資家は「人」に対して投資すると述べますが仮想通貨プロジェクトも同様です。
すなわちプロダクトが未熟なフェーズにある分ICO経験者や起業経験者、その分野に専門的な人がいるほどプロジェクト成功の確度は高くなります。
そういった「人・チーム・提携」の状況を確認します。
・発信 / マーケティング活動
上述の通り仮想通貨プロジェクトは初期フェーズの事業がほとんどのため、上場企業とは異なり数字を見て定量的に評価することができません。
ゆえに各仮想通貨プロジェクトチームに求められるのは、人の採用、資金調達、開発などの事業進捗がうまく進んでいるか等について、定期的にホルダーへ情報開示、近況報告を行うことです。
その情報開示やコミュニケーションの度合い、事業進捗の度合い、延いてはマーケティング活動にどれだけリソースをかけられているかも確認します。
・コミュニティの熱狂度
仮想通貨とは金融資産であるとともに独自通貨が発行されるという意味でコミュニティ、経済圏とも言えます。
仮想通貨圏の強化にはコミュニティへの愛着心や、コミュニティ全体としてビジョンをどれだけ信じ、共感できるかといった定性的な一面が必要です。
各ソーシャルメディア上での発言等をもとにこの「コミュニティの熱狂度」を確認します。
ビジネス的有用性
「特徴」の章でネットワーク効果について説明しました。
ネットワーク効果とはユーザー、開発者の両者が増えれば増えるほどさらにユーザーも開発者も増えやすくなり、それにより他サービスの参入障壁を二次曲線的に築くことができるという性質のことでした。
Liskは知名度で言えばEthereumと比べて後を追う形になるかもしれません。
しかしCoinwallでは、GoogleやLINE、Apple … 等、現在の世の中にも様々なプラットフォームが存在する以上、1位のみが生き残るという性質ではないと予想します。
すなわち2018年4月現在のLiskのプロジェクト進行度、知名度、人気度であればプラットフォームのスタンダードをとることが十分にできるのではないか、と予想します。
Liskのチーム
リスクは2016年のリリース後、分散型ブロックチェーンアプリケーションのプラットフォームとして発展してきました。
2017年初頭にベルリンのデザイン企業Taikonautenと戦略エージェントRlevanceをチームに加え、2018年2月にデザインを一新した新生Lisk(LSK、リスク)を発表しました。
Max Kordek
役職:CEO
従事ICOプロジェクト数:3
Oliver Beddows
役職:CTO
従事ICOプロジェクト数:1
Isabella Dell
役職:システム設計
従事ICOプロジェクト数:2
Ricardo Ferro
役職:ツール開発者
従事ICOプロジェクト数:1
Joel Fernández
役職:コミュニティマネージャー
従事ICOプロジェクト数:1
Liskの発信・マーケティング活動
Lisk(リスク)は開発チームの広報やコミュニティが活発です。
広報については特にアジアでの活動が活発です。
またコミュニティについても公式フォーラムのみならずYoutubeやRedditでも密なコミュニケーションが行われています。
この点で発信・マーケティング活動も盛んに行っていると言えます。
しかしLiskはリリースの延期が多く、その点で少し不信感を抱かれる方もいるようです。
ただGithub(開発ツール)の開発状況を確認すると定常的に開発は行っており、Core1.0.0リリースの延期も想定外のエラーが起きたためだと発表されております。
ですので心配は無用と言えるでしょう。
Liskコミュニティの熱狂度

twitterやFacebookのフォロワー数は堅調に推移していますが、Telegramの登録人数が2018年4月10日現在日々減少しているのが目立ちます。
短期的には要注意ですがファン数自体は多いためさほど問題ないと言えるでしょう。
Liskのリスク: 将来的にDPoSの潜在的な問題点が表出する恐れ
様々な優位点があるLisk(LSK、リスク)ですが一方で潜在的な問題点も指摘されています。
・現在利用可能なLisk(LSK、リスク)のうちの約20%を保有することで、101人の投票枠を抑えることができて個人グループによって彼らの好きなようにできてしまう恐れがあります。このように投票枠を独占されてしまうと、新たな立候補者が出てきにくくなります。
・そもそも投票するのにコストがかかり元をとるには時間がかかります。さらにある程度liskを所持していなければなりません。
・投票数は投票者の所持Lisk(LSK、リスク)に比例しますがそれも独占につながる可能性があります。
・101人の代表者がフォージングをやめると、新たにLisk(LSK、リスク)が発行されなくなります。
・もしLisk(LSK、リスク)のSDKが実装されて世界中の人々が誰でも簡単にICOできたとしても、国ごとに法律が異なるのでできることの範囲が限られてしまう。
仮想通貨Liskの価格はどうなる?編集部が今後を大胆予想!

以上の「マイルストーン」「ニュース」「将来性」の内容を踏まえてCoinwall編集部がLiskの今後を大胆予想します。
Liskを短期保有するなら・・・
2018年4月10日現在Liskの短期保有は、【オススメ度 ★★☆☆☆(中立)】です。
理由としては直近であまりイベントが控えていないことや、プラットフォームの普及には時間がかかることが挙げられます。
Liskを短期保有する場合、情報収集を通じて以下のキーポイント(イベントや発表の内容)をチェックしておきましょう。
★ 今後のキーポイント(価格変動材料)
・2018年7月 分散型取引所(DEX)の開始
・Liskプラットフォームの開発者の人数
・Lisk上でのdApps数(しばらくは増えないかも...)
※ 補足:2018年4月現在のLisk上のICO通貨(ムースコイン… 等)はコチラで確認できます。
Liskを長期保有するなら・・・
2018年4月10日現在、Liskの長期保有は【オススメ度 ★★★★☆(買い)】です。
理由は、様々な仮想通貨の基盤となるプラットフォームで現在の知名度を獲得しているため、よほどのことがない限り廃れないと予想されることです。
Liskを長期保有(ガチホ)する場合、情報収集を通じて以下のキーポイント(イベントや発表の内容)をチェックしておきましょう。
★ 今後のキーポイント(価格変動材料)
・Liskプラットフォームの開発者の人数
・Lisk上でのdApps数・普及率
・Ethereum, NEO など、競合通貨の普及度との比較
免責事項
仮想通貨取引のリスクについて
仮想通貨は、法廷通貨とは異ります。仮想通貨の定義のとおり、「電子情報処理にて発行・移転・管理され、決済手段として不特定多数に利用できる財産的価値」ですが、法定通貨とは違い、仮想通貨取引には、様々なリスクが存在します。 仮想通貨取引を始めるにあたり、仮想通貨取引の特徴、仕組みおよびリスクについて十分ご理解した上で、ご自身の判断と責任において取引するようにお願いします。
仮想通貨Lisk(LSK、リスク)の取引所・買い方・購入方法
Lisk(LSK、リスク)はマイナーな仮想通貨としては珍しく国内取引所のbitFlyerで取引することができます。
海外取引所を経由しなくて済むので簡単で安心ですね。
bitFlyerの登録方法については当サイトで紹介しているので参考にしてください。
その他Coincheck(コインチェック)のアルトコイン販売所でもLiskの購入が可能です!
GMOコイン、DMMビットコイン等、その他の国内仮想通貨取引所での取り扱いは2018年4月10日現在見られません。
また以下の記事でLiskの取引所と手数料を徹底比較しました。
↓Liskを購入される方には必見の内容となっておりますので是非ご覧ください。
仮想通貨Liskのウォレット・保管方法
オススメはLisk nano

LiskのおすすめウォレットはLisk公式がリリースしている「Lisk Nano」です。
“”
出典::///"Lisk Nano は、保有しているLisk IDにアクセスできる歴史の長いウォレットです。Lisk Nano は、最低限のインターフェースで最大限の機能を備えており、初心者の方にも、プロの方にもご満足いただけます。Lisk Nano は直接 Lisk のネットワークに接続しているため、Lisk Nano を使用すれば、ブロックチェーン同期の必要はありません。"
↓ Lisk Nano の作り方はコチラ ↓
各取引所のウォレットに保管することも可能
bitFlyer, CoinCheck, Binance等、各取引所のウォレットに保管することも可能です。
↓ Liskの取り扱い取引所は、以下の記事で紹介しています。 ↓
Liskのまとめ・総括

ブロックチェーンという革命を実生活に還元するための場を提供しようとしているLisk。
競合と比べても参入障壁の低さや短い処理時間などの優位性を持ちます。
さらに近年新たなチームを加えて刷新され、注目度も増しています。
今後の動向について運営からの公式アナウンスがあまりないのが懸念材料ではありますが、動きがあれば価格も伸びていくと思われます。
今後の動きに注目ですね!
最後までご覧くださりありがとうございました。
仮想通貨関連記事を以下にまとめたので是非ご覧ください。
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