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NEM(ネム)のアポスティーユとは?

多様な機能とサービスが強みのNEMプロジェクトですが、その一つにアポスティーユという公証サービスがあります。ブロックチェーンベースの証明書発行という機能を持つアポスティーユですが、どのようなシステムなのでしょうか?

仕組みや具体的な方法まで、解説していきます。

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公証=公的な証拠

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仮想通貨ネムの画期的な機能としてアポスティーユ(Apostille)というものがあります。

アポスティーユは「公証」つまり「公的な証拠」という意味です。

NEMのプラットフォームでは、この公証をウォレットから簡単に発行することができるようになりました。

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とはいえ、公証ってなんのためにあるの?と思われるかもしれません。

 

通常、NEMをはじめとする仮想通貨のプラットフォームではトークンの送金だけでなく、契約書などの公的書類をやり取りすることもできます。

ブロックチェーン技術とは本来、一つずつのデータ(となったブロック)をチェーンのようにつなげ、一連の流れにしてしまう技術のことです。それが台帳となれば送金プラットフォームとなるし、ファイルがアップロードされればメッセージのやり取りも可能です。

 

アポスティーユで具体的に何を証明するのか?

仮想通貨プラットフォームで公的な証明書を作成?

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さて、仮想通貨プラットフォームで書類ファイルを送信できるということは企業間での契約書の送信などにも応用できそうです。

ところが、ここで浮上するのが証明書はどうするの?という問題です。

契約書などの公的な書類には、証明書が不可欠です。

「この書類に虚偽や嘘はありません」と監査してくれる存在が必要で、実際の書類であれば契約書への署名などで担われます。

しかし、仮想通貨プラットフォームでアップロードされたファイルの場合、その内容に偽装がないことを証明する手立てがありませんでした。

 

そこで、登場したのが「アポスティーユ」です。

簡潔に言うと、アポスティーユのフォーム上にファイルをアップロードすると、それ以降に閲覧するとき「このファイルはアップロードされてから手が加えらえていません」と証明してくれるシステムなのです。

これによって、「手が加えられていない=改ざんや偽装(加工)がない」という証明になります。

「手が加えられていない」こととハッシュ値の関係

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ちなみに、この公証機能ですが、どのようにして「手が加えられていない」ことを判定するのでしょうか?

そこで関係してくるのが「ハッシュ値」です。

 

アポスティーユ上にアップロードされたファイルにはハッシュ値が割り振られるとされています。

そこで理解しなければならないのがハッシュ関数です。

ハッシュ関数とは、任意の文字列(要はどんな文字列でもいい!)を入力すると固定サイズのランダムな文字列が出力される関数のことです。

 

具体例を見た方が早いですね。

今回はSHA-256というBitcoin(ビットコイン)でも採用されている方式のハッシュ関数の生成ツールを使って試してみます。

まず"coinwall"という文字列を入力します、すると...

 

coinwall

4A592A74C51EA7A8ABDFBDCB4EFE2E4F9C9554D6D29CB3C1770C8A21C469AA1B

 

64桁(2進数だと64ビット)の文字列が出力されました。

では今度はcoinとwallの間に1スペース空けて"coin wall"という文字列を入力します。すると...

 

coin wall

96B6A51A09C377184D29250D524400A6AD5090DE201B17753E9AB0401EB8FB1D

 

同様に64桁の文字列が出力されました。しかし"coinwall"の時とは全く違う文字列です。このように入力値がたった1文字でも変わると出力値も完全に変わってしまう特徴があります。

ハッシュ関数の仕組みは擬似乱数の構造を考えると理解しやすくなります。

擬似乱数とは、入力値に対して完全にランダムな乱数を出力する一方で入力値が同じであれば必ず同じ文字列を出力する構造のことです。

例えば上の例で"coin wall"と入力すると元のcoinwallとは全く関係のない文字列を出力しますが、一方で入力値が"coinwall"であれば毎回同じ文字列を出力します。

どんなに暗号生の強い乱数ができても入力するたびに違う出力値が出たら使い物にならないからです。

 

アポスティーユの話に戻ると、実はこれと同じようなハッシュ値の割り当てが書類ファイルであっても可能ということです。

あるファイルAをアップロードするとハッシュ値A'が割り振られます(実際は超長いです)。

後からファイルAの中身を少しでもいじると、アポスティーユアルゴリズムが全く別のファイルのBと認識して異なるハッシュ値B'をファイル名のように割り振ります。

ファイルを一種の入力値と見るような判定のシステムだったわけです。

アポスティーユの特性

アポスティーユとブロックチェーン技術は親和性が高い=相性がいいことで知られてます。

ブロックチェーン上でアポスティーユをインフラとして構築する場合の特性として

 

安価な運用が可能で、可用性がある(=システムが継続して稼働できる能力がある)

アポスティーユは、ユーザと直接やり取りをするフロントエンドよりも、フロントエンドからデータ入力や指示を受けて処理を行ったり、記憶装置に保存したりする役割を果たすバックエンドでの業務に強い。

高速で大量なデータ処理には向いていないため、処理速度の改善が必要となる

決済のファイナリティーが曖昧(=決済が完了して取消不能となるタイミングが定義しにくい)

といったものがあります。

簡単に言うと、アポスティーユがシステムの最前線でバリバリと高速稼働するとは考えにくく、より静的なバックエンドで契約に信頼性を与えるための技術になるのではないかということです。

高速な取引速度で表舞台に立つよりは、縁の下でネットワークを支えるイメージかもしれません。

アポスティーユで証明書を発行する方法

アポスティーユ発行はNano Walletから!

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アポスティーユで証明書を発行するには、Nano Walletという専用ウォレットに登録する必要があります。

登録方法は以下のページからご確認ください!

Nano Wallet登録はコチラから!

Nano Walletにログインしてメニュー画面を開きます。

「アポスティーユ(公証機能)」という項目に進むと、

作成

監査

履歴

の3項目があります。

 

1.作成

まず証明したいファイルをアップロードします。

アポスティーユ証明書が発行されますので、アップロードしたアカウントがファイルの所有者と送信者の両方として記載されていることが確認できます。

 

2.監査

次に監査に進みます。アップロードしたファイルに手が加えられていないことを確認するプロセスです。

先ほどのファイルを選択すると、加工していなければ正常に監査、加工されていればエラーが表示されるようになっています。

悪意あるノードや人から知らずのうちに編集されていたということはなくなりそうです。

 

3.履歴

これで、ファイルがアップロードしたままの状態であることが確認されました。

ここでファイル内容を変更したい時、また正当な追記をする場合には、「履歴」からファイル内容のアップデートが可能です。このして上書きすることで、アポスティーユを更新することができます。

将来性とビジネス的な応用

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アポスティーユの画期的な点は、文書のタイムスタンプを作成し、時系列のある時点でその文書が存在したことを証明するのみならず、コンテンツをハッシュ化して作成者の秘密鍵で署名することで、コンテンツを完全なものとして保持できる点です。

これは第3の立場に立って公証人となった署名者の役割をブロックチェーン上で実現できるかもしれず、法的な実行力を持てば世界初のシステムともなりえます。

 

実際に企業が様々な公的書類の所有権をNEMベースで保管するためには、ネームスペースというNEMブロックチェーン上のドメインのようなものを取得するところから始まります。

現在はまだアポスティーユが法的な実力を持つに至っていませんが、もし法整備が追いつけば公証アカウントを取得し、ブロックチェーン証明書発行ツールとしてアポスティーユを使用する企業は増加するでしょう。

 

日本株やFX同様に投機的な対象として仮想通貨取引(トランザクション)が増大しつつあり、投資収入で生活する「仮想通貨生活」という言葉まで誕生しました。しかし仮想通貨には、テックビューロ社との提携も進みますます開発を進めるNEMのように、技術的な利益から社会へ浸透していく面もあります。

国内仮想通貨取引所であるコインチェック取引所(CC社)がマネックスに買収されたこともあり、NEMの今後の動きからは目が離せませんが、技術的にどのような成長を見せてくれるかにも期待がかかります!

まとめ

ここまで暗号通貨NEMのアポスティーユについて解説してきました。

2018年初に国内取引所で起こったコインチェック事件で価格が低迷気味なNEMですが、アポスティーユやマルチシグなど多様な機能やサービスをもち、大型アップデートの「カタパルト」の実装も控えた魅力的な仮想通貨と言えます。

価格上昇の可能性も秘めたNEMについて、この機会に興味を持っていただけたでしょうか?

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